TokenSkyTokyo2018

バハマの中央銀行がデジタル通貨を導入へ!ブロックチェーン活用も

先日のTokenSky Tokyo2018のフォーラムディスカッションでも、カリブ諸島でのブロックチェーン、フィンテックについて触れていましたたので、カリブ諸国のブロックチェーンの現状について少し調べてみました。

アメリカ、カナダから飛行機で3時間以内で行けるカリブ諸島は小さな国がたくさんありますが、昔から共通通貨があり、パブリックチェーンの社会実験としての環境が整っているようで、多くの中国企業が進出しているようです。

このような国で政府を巻き込みノウハウを蓄積するとともに、アメリカ、カナダの観光客にスマホを通じて体験させ、巨大市場であるアメリカ、カナダ市場へユーザサイドからボトムアップ的に進出する戦略は、FacebookやTwitterなどがユーザ主導で国を超えて広がった現状を考えると理にかなったいいやり方です。

カリブで開発した仮想通貨が、カナダやアメリカ市場で、マイクロペイメントとして使われている可能性さえありそうです。

グローバル市場を戦略的に見据えた日本企業の展開に期待します。

 

バハマの中央銀行がデジタル通貨を導入へ!ブロックチェーン活用も | BITDAYS(ビットデイズ)- 仮想通貨・ブロックチェーンの最新情報をお届け!仮想通貨のプロが監修する仮想通貨総合情報サイト

バハマの中央銀行である バハマ中央銀行(Central Bank of The Bahamas) が、政府の支援で試験的にデジタル通貨を導入することが明らかになりました。 バハマの副首相兼財務大臣である、K Peter Turnquest(K・ピーター・ターンクエスト)氏がバハマ国内にて行われた 2018 Bahamas Blockchain & Cryptocurrency Conferenceにてこの事実を明らかにしました。 同氏は「バハマのデジタル通貨は、特に多くのファミリーアイランドにとって重要。多くの商業銀行が人員を削減したり撤退したりして銀行サービスが受けられない状態に陥っているためだ。島では交通が高齢者を中心に多くの人々にとって不便であり、コストがかかってしまう。島国として金融サービスをデジタルで安全に提供しなければならない」と述べており、デジタル通貨の導入で島の金融や交通の問題を解決していくとしています。 また、ターンクエスト氏はバハマを「地域におけるデジタルの楽園」に変えることを目標にしており、全国レベルでブロックチェーンを採用していくことも明らかにしています。ブロックチェーンを活用し、国立研修庁の卒業生に対して教育修了証を発行する試験的なプログラムを開始するようです。 The following two tabs change content below.

TokenSky TOKYO2018 初日現場レポート

会場に入った瞬間から中国語が免税店並みにガンガン飛び交っており、中国熱いです!
主催Token Skyが中国の会社であるから当然なのですが、改めて肌でひしひしと感じます。
スタッフも日本語通じない人多いのに中国語だとほぼOK。興奮して前のめり気味に見てきました。

2Fメインステージでの講演が始まる前に時間があったので、
まずはブースをチェック。
思っていたより少ない、と思ったらあとで地下にもあったことが判明。

ブースチェック
見ていたブースのほとんどは中国語対応してました。
ただプレゼンに長けている人が説明するという展示会というよりは、
ノリとしては大学の学園祭という雰囲気に近く、フレンドリーに色々聞けてしまう感じです。
「今週上場します!」
「まだ詳細は決まっていませんが・・・」
質問してもあまり的を得た答えが返って来ないことも多いのですが、
「今から頑張ります!」という熱が伝わってきました。

ブースに出店している内容はほんとうに様々ですが、

今IoTでほとんどの業界がネットに対応していることを考えると当たり前かもしれません。

チェックしたブース

COLOR BAY(彩貝)
簡単に言うとイラストレーションを販売するサイト。


これはブースで配られていた絵葉書。素敵です。

このようなイラストレーションがWebにたくさん並んでいるので

気に入った絵をクリックすると
デザイナーが0から描きあげていく過程を見ることができます。何気に感動。
それをブロックチェーンに記憶させることで
これがコピーではなくオリジナルということを保証できます、とのこと。

EARNET
アフィリエイト広告の報酬をより効率的にするためのプロジェクト。
まだまだ上場等は未定ですとのことでした。
基本今あるサービスをブロックチェーンに移管するので
ビジネスモデルは難しくないのでは、と素人的に考えるのですが、
すぐにリリースはされないそうです。

VLA VR
VRの機能をブロックチェーンと融合させてVRゲームのサービスを提供。
VR自体は中国で開発された技術で、カナダのブロックチェーンの会社と提携。
具体的なサービスについてもっと色々と話を聞いていたのですが、
そのあとVRデモ体験で映像に酔って気持ち悪くなり、内容をど忘れしました…ごめんなさい…

TOUREX

今年8月にカンボジアのCOINYEXに上場予定。BitCointとEthereumで購入可能。

なぜカンボジアか?
カンボジアは暗号通貨取引所を公認しようとしているとのことです。
前回のイベントでも1200ほどのwalletの登録があり、
イベントでもその場で登録してくれたら、リアルコインをプレゼントしていました。

日本のオフィスは渋谷だそうです。

GymChain
こちらも特に目新しいソリューションではないけれど、
「カロリーをキャッシュに変える」ということで
アプリを通して、GCCというトークンをもらえるそうです。

 

基調講演

2Fメインステージは、ウェルカムスピーチのほかは
日本語と中国語と講演が半々。

Xing Chunxiao 精華大学副院長 デジタルエコノミーを可能にするブロックチェーン


Yuan Dao ZOLブロックチェーン業界連合NPO


Zhu Xuejiao Kcash CEO

いずれも中国語で聞いたのですが、
Xing氏とYuan氏の話はハイレベル(レイヤが高い)の話で
すでにご存じの方は面白くないと思うのですが、
今後の経済のあり方が変わってくるというのがひしひしと感じられました。
中国は日本よりもキャッシュレス化が進んでますし、
政治的な対応が早いので、現地に住む人がこの話を聞くとリアリティがまた違うと思います。
こういう話をリアルで聞ける学生が
次のプラットフォームを作っていくのかな、と思うと楽しみが増えます。
Zhu氏のほうは実際のビジネスを動かされている方の話で
v3.0でEOSがきます、という話あたりはとても面白かったです。

野口悠紀雄 ブロックチェーンがどうやって世界を変える?
津田大介

日本語の講演は、分かりやすい解説で腑に落ちやすい内容でした。
特に津田氏の創世記のインターネットがなしえなかった夢を
ブロックチェーンで実現できるかもしれない、というところは
同じくワクワクしますね。

総括

今回フォーラムに参加して強く感じられたのは、
大事な情報は英語もしくは中国語がブロックチェーンや仮想通貨は必須ということ。
Webで情報として持ってはいましたが、目の当たりにして納得でした。
日本もっと頑張らないとどんどんおいて行かれるかな~
自分たちの子ども世代には、興味をもって取り組んでほしい分野なので
まず自分たちが取り組んでみるのがよいですね。

近藤克紀氏(アソビノ創設者)の講演にもありましたが、
この分野において中国、アメリカがすでに圧倒的な存在感を持っています。
日本でも情報発信を増やして、教育に投資して人材を確保しないと不利になってしまいますね。
でも常に新しいステージが産まれているところでもあるので
まだまだどうなるかわからなそうです。
これからも着目し自らビジネスチャンスや投資を狙っていくのも楽しみだと感じます。

TokenSky Tokyo2018出展企業レポート

【TOUREX】
カンボジアの仮想通貨取引所Coinyexに、2018年夏の上場が決まっている決済向けのコインTOUREXCOINは主要仮想通貨(ビットコイン、イーサリアムなど)よりもボタリティを抑えた仮想通貨で、ペッグ通貨ではないのですが、いくつかの取引所での差額から価格を抑えるそうです。
アビトラージを逆手に取ってボラティリティを抑える方法は面白そうですね。

 

【Jedpay】
Jedpayは旅行先などで使用できるの決済システムのようです。

 

【ICO Market】
最近、ICO専用メディアとしてがんばってらっしゃるICO Marketさんも出展されていました。
ICOMarketのサイトにあるプレセールなどのやり方は、これからICOを始められたい方にはわかりやすく、「各コインのレート計算機」は便利ですよね(^0^)

 

【@BLAST】
1700種類以上もある仮想通貨と一般の方と接点が少なく広がっていないため、@BLASTではeスポーツのイベントを通じて、一般の方に広げていく支援をしていくそうです。
仮想通貨が使われるようになるためには、コミュニティの高さがポイントとなりますが、少しづつ認知度があがりつつあるエアドロップをもう一歩進めて、アクティブにアプローチするいい方法ですね。
@BLASTでは仮想通貨のプロモーション活動をはじめ、ホルダー増加支援や使われ方までおこなっていくようです。


マックスむらい氏さん♪

 

【BETENCORE】
韓国からの出展でカジノに特化したブロックチェーンプラットフォームです。
カジノ系のプラットフォームといえば、ファンフェアやカルダノエイダなどがありますが、BTENコインはスマホやWebアプリ向けのオンラインカジノの仮想通貨のようです。
カジノはBTENを始めBTCやETHなどでも、賭けることできるようにするそうです。
プレセールは8月6日〜で、プライベートセールが7月25日までのようです。
まだダウンローでしてゲームを楽しめる段階ですが、取引所への上場も決まっているようですので、ある程度の利用ユーザ数がすでに見込まれているからなのでしょうね。

 

【CROSS】
今回、出展されていた中で一番ひとだかりだったのがCROSSさんのブースです。
面白かったのはブロックチェーン技術ではなく、国際特許取得済みの電子割符技術による秘密鍵を分割し、データを分散化する技術でセキュリティに高いハイブリット分散取引所を開設するようです。
この技術を使うと1秒間に4000回以上の処理が可能だそうで、セキリティに高いブロックチェーン技術をあえて採用しない方法で、処理速度も改善する発想はユニークであり、セキュリティに強い分散取引所をもう一歩進めた取引所になりそうな感じです。
これの処理速度でしたら、WalletのOEMサービスも提供できますね。
金融庁の規制もあり、アゼルバイジャン共和国で取引所ライセンスを取得済みなようです。

 

【KIZUNA】
アスリートとファンと企業をつなぐタイプのSNSサービスで、アスリートを支援、ファンとの交流、そして企業との連携でアスリートを育てていくプラットフォームです。
たくさんのマイナースポーツがあり、アスリートがアルバイトをしながら、遠征費用など自費でおこなっているものもたくさんあります。
そういったアスリートにとっては競技活動が改善されるプラットフォームになるように思います。

KIZUNAは多数の企業と連携しているようですので、この中から新しいスポー関連商品の開発なども出てきたりするのかも知れません。
具体的なICOについてはまだこれからのようです。

1000万人の登録者数を目指しているようですが、2020年の東京五輪もありますので早い段階で達成できそうに思います。
ICOの日程はこれからのようですが楽しみなプロジェクトと言っていいと思います。

 

【COLOR BAY】
ColorBay専用アプリで絵を書くとその過程も記録してくれます。
他人の描き方が見えるのはスキルを上げる上で参考になりますので、過程までもを作品として扱うのは価値はあるように思います。
このアプリは以前からありましたが、制作過程に価値をもたせ売買できるようにするために、CLBトークンでの売買出来る機能をつけ強化したようです。

 

【ACA Network】
ACA Networkは韓国の企業ですが韓国は規制が厳しいため、ICOはエストニアでおこなうようです。
オンライン広告でのBotなどによる無駄な広告費の支払いや、オンライン広告代理店による不透明な広告費を、ブロックチェーン技術を使うことで、透明なオンライン広告の取引プラットフォームを構築するようです。

 

 

【RoundTable】
EXCoが開発しているチャットシステムRoundTableは、ユーザーが任意のコミュニティを作成でき、コミュニティ内ではチャットで会話が可能なシステムです。
ユニークなのはERC系(20/223/721)のトークンをチャットルームへの入室制限に利用し、チャットの質を高めるのにトークンを利用している点です。
イベントチケットとしてトークンを利用することで、転売不能なチケットとしての活用が可能となりますが、このRoundTableを使うことでファンとアーティストの限定交流を作ることも可能となります。
ブロックチェーン技術を使うことで、今まで出来なかったアーティストとファンとの交流やイベントなどの新しい形がここから見えてくるように思います。

 

 

【Cosplay Token】
Cosplay Tokenは、72万人を超えるコスプレプレイヤーの方々が写真を投稿しているサイトCure World Cosplayにトークンエコノミーを導入し、コスプレプレイヤーがオリジナルトークンを発行し、投げ銭などでユーチューバーのようにマネタイズ出来るようにするプラットフォームです。

ハードキャップ(販売上限枚数)に達しなかった売れ残りトークンをバーン(焼却)したり、チームが保有しているトークンをロックアップしたり、COTトークンの価値が下がらないように工夫されていて好感が持てます。

6月22日から30日までコスプレイヤーの投票、テレグラムのIDと居住国、マイイーサウォレットのアドレスを入力することでCOTトークンがもらえるエアドロップを開催していましたが、エアドロップによるテレグラム参加者は20万人を超えたようです。
やはり、投票といったイベントと併用したエアドロップは、成功しやすのかも知れませんね。

 

 

【高千穂交易株式会社】
GPUボードのマイニングシステムの展示をおこなっていました。
日本でもマイニング需要は高いようで、既存、および新規の太陽光パネル設置との組み合わせでの形が増えてきているようです。
太陽光の売電価格が下がってきていますので、こういった形のものが増えてくるのかも知れません。
また、ASICボードではなく、GPUボードの需要が高いのはマイニングする仮想通貨をソフトウエアだけで変更できる点、またマイニングから撤退してもAIプールとしても使うことが出来るためだそうです。

 

【AcuteAngelCloud】
トライアングルホストはリビングにも置けるAACコインをマイニングするマシンです。
一瞬マイニングマシンには思えないフォルムですよね。
このトライアングルホストのマイニングマシンの価格は16万円で、今だと月4万円分くらいACCコインのマイニングが出来るようです。
トライアングルホストのユーザが増えると、マイニング報酬は減るようですので注意が必要です。

トライアングルホストが100万台の販売台数に達すると1エクサバイト(100万テラバイト)以上のストレージスペースを共有所有することになるようです。
私の中ではまだ、マイニングされるACCコインとストレージスペースとの関係がまだ理解できていないのですが、10月か11月には渋谷にSHOPもオープンするようですので、その機会に確認してみたく思います。

 

【SPINDLE】
日本人のホルダーも多く、Gacktコインとも呼ばれるスピンドルですが、ここ最近の複数の取引所への上場スピードは目を見張る者がありますね。
スピンドルは独自チェーンへの開発予定がこの夏以降から始まるそうですので、スピンドルプロジェクトの今後の展開に注目して行きたく思います。

 

【Aipex】
ハイブリッドマイニングシステムは特殊な液体に機器をまるごと沈め、冷却する液浸ASICと液体を霧状で噴射し冷却をおこなう液冷GPUがあるようです
ASICは集約率が高いため、液に浸す必要があるそうですが、GPUボードでは集約率が低いため、噴射冷却で可能となり冷却液が少なくてすむようです。
ユーザはマイニングボードを購入しマイニングを始めようとすると、ASICボードでマイングするかGPUボードでマイニングするか選択しなければなりませんが、ハイブリットマイングシステムでは、チップを入れ替えることができるそうです。
価格は1台980万円ほどしますが、冷却電気代や故障率が軽減させるので、事業として検討されるにはいいかもしれません。

 

【VReS】
話題のテクノロジーといえば、AI、VR、AR、そしてブロックチェーンですが、VReS(ヴィーアールエス)はVRとブロックチェーンそして今話題のeスポーツを組み合わせメメインセール7月31日までのICOをおこなっているようです。
写真のようなアーケードVRはリピータが少ない上にメンテナンスコストが高く、なかなか利益が出にくく、ハードが導入がなかなか進まない問題があるそうです。
VReSではICOで資金調達した1部の資金で、無償で設置しゲームセンターとともに、普及させるモデルを考えているようです。
また、VReSが開発したロケーションVRによるeスポーツ大会の開催を予定し、勝者を予測し賭けたりすることも出来るようにするようです。
また、今回のICOで余ったトークンは大会での賞金になるそうで、ICO企業の多くが発行予定で余ったトークンを、バーンする中、裾野を広げるいい方法かもしれませんね。

 

TokenSkyTokyo2018:面白い!!っと感じたブース

TokenSkyTokyo2018では各々のブースで色々なプロジェクトが紹介されていました。

今回は気になったブースを紹介します!!

COINSDOM

この会社はもともとゲームアプリケーションを作成していた会社で、すでにゲームアプリケーションは作成されている。ゲームの中でキャラクーのレベルをあげると価値が上がり将来的にはキャラクターを売ることができ、お金になるというシステム。すでにプロダクトができているということまた、telecoms社の約3億人を取り込めそうなので将来性があるのではと感じた。

COSPLAYTOKEN

一言でいうと自分の気に入ったコスプレイヤーを応援するシステム。海外のコスプレイヤーを支援するのは現金では手数料がかかるので考えられた。コインの単位はCOTである。コスプレイヤーは自分のコインを発行することができ、その初めの価格は人気であろうがなかろうが、1COT=1コスプレイヤーの発行するコインとなるらしい。もともとのコスプレのコミュニティサイトの72万人を取り込む予定。このような自分の好きなコスプレイヤーを応援する形はAKBのようなアイドルの総選挙みたいな形が生まれ面白くなるのではと思った。

COLOR BAY

これは絵を各手順までもブロックチェーンに入れてしまうというもので、デザイナーの著作権を守るシステム。これによってコインで絵の売買なども行え、適切な報酬がデザイナーに払われるようになる。こういったアーティストが適切な報酬をもらえるシステムはなかなかいいアイディアと思う。今の社会はアーティストとファンを繋ぐのになぜか仲介側がお金を取っているような面があるので、画期的である。すでにアプリはAndroid Appよりダウンロード可能。

VReS

VRを用いたeSportを生かすプロジェクト。VRはなかなか利益が出ないらしい。そこで今、世界で流行っているeSportと組み合わせて、男女や力のあるなし関係なく平等行う「Sport」を目指そうといもの。コインはeSportプレイヤーへの報酬、自分で大会を開催、コインを掛け金で練習したり、また見ている人も参加できるようにオッズをかけたりなど利用価値がありそうである。具体性があり、説明してくれる人の熱意がよかった。

感想

紹介したプロジェクトはICOを行って資金調達を行うものもそうでないものも存在するが、プロジェクトがはっきりしているものも以外にあることから、このクリプト領域を全て禁止してしまうのはどうかなと感じた。今の段階ではフワッとした構想のスタートアップ企業がこの領域は多い、しかし、今後このような具体性のあるものが増えていけばもっと発展してくるのではと思った。また、この領域だけでなくどんな事業でもそうであるが、プロジェクトの信頼性はシンプルで分かり易いことが大切であることを学んだ。

TokenSkyTokyo 2018〜1日目(講演):新規技術を活かすために何が必要なのか??

TokenSkyTokyo 2018の1日目に行って来ました。

メインステージでは有名な方々がブロックチェーン技術の将来性について述べられていました。

しかし、新しく出て来た分野というのはいつも叩かれるというのはつきもの。特に仮想通貨で資金調達を行うICO(Initial Coin Offering)というのは日本では厳しい風が吹いている領域です。そこで今回は「新規技術を活かすために何が必要なのか??」についてイベントの内容を踏まえて述べていきます。

 

今現在の日本のICOに対する厳しい風

日本ではICOを行うことが厳しい状況にあり、ほとんどの事業者はICOを認めてもらって国内で行うことはできないくらいハードルは高い。これでは正直ICOの意味がない状況になっている。日本のICOを行いたいと考えている業者が嘆くのもわかる。

禁止されていてもなおICOを行う中国勢

しかし、規制などを理由にやめてしまうのは、そもそもそれだけの意思がないということが中国勢をみればわかる。ブロックチェーンの特許数はアメリカと中国で8割以上を超えており、その中で中国の割合は48%の状況。ICOを行う会社のほとんどはブロックチェーン技術に関する事業を行なっている。そして彼らは禁止されていない、香港、シンガポールにて行っているのである。できるところに行ってやればいい。それが彼らの考えである。今回のイベントの出店もほとんどが中国の企業であった。彼らの行動力と勢いには圧倒された。自分の国で広めてから世界に出るのではなく、初めから世界に挑むということが必要である。

新規技術を活かすため

「規制」とういうのは新しいものには民泊もそうであるがつきものである。しかし、そこで終わってしまうような新規技術は大したことないのであろう。そこを乗り越えて、認められるものにすればいい。ビジネスを行う環境は国内だけではない。このインターネットが当たり前になった時代ならなおさら世界に向けたほうが、対象の領域は多くなる。この状況を乗り越えてこそのイノベーションではないであろうか。

 

メインステージでの登壇の様子

各ブースの様子

TOKEN SKY 1日目 

世界最大級の仮想通貨・ブロックチェーン関連のイベントである、TOKEN SKY2018 TOKYOの初日に参加してきた。今週はブロックチェーンウィーク、こういったイベントが目白押し。今回は、ブロックチェーン分野で気になっていた会社や、国内外の著名な教授や、弁護士の先生の講演も楽しみにしていたが、当分野で研鑽をしているベンチャー企業の方々が、世界と日本と日本市場についてどういう見方をしているのかを聞きたくて、ワクワクしながら、会場に向かった。

講演前に時間があったので、展示ブースを見て回ると、8割が海外のプロジェクト。さらに、ブースで話をすると半分位の外国人が片言ながら日本語を話していたのには驚いた。本当にいろいろな会社があり、こことなら仕事をしてみたいなという真摯な印象の会社もあれば、適当だなぁ~と感じさせられるブースもあり、業界の現状を良く感じることが出来た。やはり、こういったイベントには、足を運ばないといけないなと思った。

外人コスプレイヤーの女性やVRのバイクを展示しているブースを横目に、会場入り、講演スケジュールを確認。自分は、英語はわかるので、通訳デバイスをもらわなかったのだが、結構多くの講演が中国語で行われることがわかり、慌てて入り口に取りに戻ることになった。時代だなぁ、子供には中国語習わせないとなぁ、などと思いながら席に戻った。

主催会社のASOBIMOの近藤氏のキーノートスピーチで強調されていたのは、ブロックチェーン分野における日本のプレゼンスの低さだ。「ブロックチェーン先進国かどうかを測る指標として特許の数をみてみると、去年400件成立した特許のうち、5割が中国でのもの。海外のブロックチェーン関連イベントに行っても日本人はほぼいない、という状況。『海外に出て行かないと!』と言ってみても、なかなか皆行かないので、今回頑張って、このTOKEN SKYのイベントを日本に持ってきた」。極めて的を射たコメントと思った。

その後著名な大学教授のお話。著書はいくつか以前読んでいたのだが、良い印象はなかった。でも講演を聴いたら印象が変わるかな、と期待を持って話を聴いたものの、期待は裏切られる。逆に、第一印象はぱっとしない若い登壇者が、とても面白い話をしたりする。ビッグネームで人を集め、実のある話を持っている人につなげる、という戦略なのかもしれない。

 

別会場では、サイバードの堀ロバートさんのお話も今日興味深かった。「KIZUNAプロジェクトは、アスリートの99%を占める「食べるのに困っているアスリート」とそのサポーターをつなげ、今までFacebookやGoogleに支払っていたフィーをアスリートに還元するプロジェクト。KIZUNAプロジェクトがブロックチェーン技術を使うのは、事業との親和性があるから。世の中にはブロックチェーンを使う必要がないのに、ブロックチェーンありきで動いているプロジェクトが多い」。AI、ブロックチェーンと言っておけばお金が集まる、という風潮に流されないよう、特に専門家は研鑽を重ねていく必要があるだろう。

午後は、「アフタービットコイン」の著者である麗澤大学の 中島先生の講演からスタート。わかりやすく含蓄もあるとてもよい講演だった。早稲田の岩村先生もそうだが、日銀出身の方は話が上手なのかな。サンプル2つですが。

その後は、4大法律事務所のひとつTMIの増島先生が、スライド無の講演。キーメッセージは、「日本の規制当局は迷走している感が否めない。そういう姿勢を変えるは自分たちの役目だが、力不足でなかなか進まなくて申し訳ない。ただ、より規制の厳しい環境にいる中国の起業家の方々は、香港で開業して、アメリカでSAFTで売る、という動きをしている。この業界は、一国の規制云々はあまり問題ではなく、出来るところでやればいい、という業界。国外でICOを展開してから、日本の取引所に上場すればいい。起業家の皆さん、国外に出て頑張ってください」。以前からネットに上がっている増島先生の資料が非常によくできているものが多かったので、今日の講演も楽しみにしていたが、期待通りのものであった。

 

気分転換に、フロアに出ていくつかのブースで話を聴く。特に印象に残ったのは、下記の2社

■ mfun

「mfunはコンテンツプロバイダとユーザーをつなぐプラットフォーム。インドネシアでは既に20万人のユーザーベースを持っている。東南アジアを中心にした展開を考えていて、次は日本市場を見据えている。中国はテンセントに市場が握られているので、参入は難しい。」シンガポール出身のとても真摯な印象を持つ会社。

■ ucef

「日本のクリエーターフィーは中国の40%程度で安い。漫画やキャラクターデザインなどを探している顧客ベースは既に数十万規模。現在日本の専門学校を中心に日本のクリエーターベースを強化していきたいと思っている。」こちらも真面目に仕事をしている印象を持った。

 

以前AI分野の大御所東大の松尾先生の講演を聴いたときの話が思い出された。「作る側になるか、使う側になるか。それが問題だ。作る側(例えばAppleやGoogle)が儲けを取る。既に、ソフト(ウェア)の分野では、アメリカには絶対に勝てない。日本は、どこの分野で作る側に回るかを戦略的に考える岐路に立たされているが、おそらくそれは、IoTのものづくりの領域になるだろう」。今回国外からの参加企業が日本に来ている目的を聞くと、「使う側」の人や企業を探しに日本に来ている印象を持った。ブロックチェーンの世界でも、日本がどの分野で「作る側」に回るのか、真剣に考え、迅速に行動に移さないといけないと思わされた。

一日中講演が目白押しで、ブースも全て見切れなかったが、業界の動向を垣間見る上で、非常に有意義な一日であった。今日も興味深い講演が多くあるので、期待したい。

 

あっ、仮想通貨少女だ!

ネムだ!ネオだ!モナだ!エイダ!リップル!ビット!イーサ!♪
ネムだ!ネオだ!モナだ!エイダ!リップル!ビット!イーサ!♪

B1Fピッチ会場で、偶然、仮想通貨少女のパフォーマンスに遭遇(^0^)

『月と仮想通貨と私』を久々に生で聞きましたが、改めて歌詞を聞いてみると売買の基本を歌っていてわかりやすいですね。

最後は仮想通貨少女全員と無料ハイタッチで、ブース会場の雰囲気を盛り上げてくれていました。

個人的には勇気がもらえる『この世で一番強いヤツ』の方が好きなんですが、残念ながら聞くことが出来ませんでした(T_T)

今日、5日17:30からは2Fメインステージでパフォーマンスがあるようです。
聞けたらうれしいな(^0^)

 

『ASOBI MARKET』が提案するデジタルコンテンツ2次流通とは

デジタルコンテンツの2次流通の市場規模は1兆円だそうで、『ASOBI MARKET』ではASOBIコインを使ったパブリッシャへの還元もおこなうようです。

2次流通でパブリッシャーへの還元が出来るようになると、パブリッシャーはコンテンツ制作に今まで以上に予算を取れるようになるかも知れません。

今日の報道発表によると、アソビモはセールスプロモーションに強いディー・エル・イー社との業務提携を行ない、『ASOBI MARKET』での協業も検討しているようです。

もし、協業となるとデジタルコンテンツの流通が大きく変わる可能性がありそうです。

ASOBIコインのICOはまだこれからですが、好材料となりそうですね。

 

アソビモがディー・エル・イーとの業務提携を発表

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています> 株式会社ディー・エル・イーと業務提携 ブロックチェーンを活用したプラットフォーム ASOBI MARKETでの協業を検討 アソビモ株式会社(本社:東京都豊島区 代表取締役:近藤克紀)は、2018年7月4日、株式会社ディー・エル・イー(本社:東京都千代田区 代表取締役:椎木 隆太)と業務提携を行いましたのでお知らせします。 …

今日からTokenSkyTokyo2018

今年の3月にソウルで盛大に開催されたアジア最大級の、ブロックチェーンカンファレンスTokenSkyが、この度ベルサール汐留で開催されました。

あいにく、スケジュールが合わず行けなかったTokenSkySeoulですが、今回はTokenSkyTokyoからICO研究室に対して取材許可をいただけました。

そこでICO研究室では5人の研究員に取材してもらいましたので、各研究員の目線でイベントの様子を報告できるかと思います。

TokenSkyの特徴は他のブロックチェーンイベントよりもカンファレンスが多く、世界の経済学者・教授・投資家・事業家などの有識者・ 専門家が集まり、ブロックチェーンに関する様々な機会や問題などについて知ることが出来ます。

初日でもっとも印象強かったのが、プレゼンテーションをおこなう中国の企業の勢いで、ニュースなどからの中国政府の規制など、関係ないくらいの堂々としたプレゼンテーションでした。

話を聞くと彼らは香港でスタートアップし、投資家からエクイティ取得し、グローバル市場を狙う一環として日本に対してプレゼンテーションをおこなっているようです。

例えば、日本では金融庁の規制により取引所の設立は難しい状況ですが、彼らにはそんなことはあまり関係なく、「プロジェクトもこれからだから、そのうち日本もね。」的な感じで、スタートアップとして出来ることをやるたくましさがどこかに感じられます。

日本のスタートアップはまずは日本市場でやってから、グローバルへという発想が強いのですが、彼らは最初からグローバルターゲットの考え方で、参考になることが多いように思います。

5日もTokenSkyTokyoは開催されていますので、お時間がある方はカンファレンスで彼らのプレゼンテーションを聴講してみるといいかも知れませんね。

メイン会場のカンファレンスは同時通訳レシーバーの貸出もおこなっていますので、言葉で困ることは少ないと思います。

TokenSkyTokyo 2018〜1日目(講演):ブロックチェーンによって生み出される未来

TokenSkyTokyo 2018 の1日目のイベントに参加して

TokenSkyTokyo 2018 の1日目のイベントに参加した。様々なブロックチェーン技術や独自のトークンを発行することによって行う新規事業を紹介するブースでは各々事業の紹介が行われていた。そしてメインステージでは「ブロックチェーン」や「仮想通貨」と言われる業界の最先端を走っている企業のトップの方々が話されていて、日本人よく著書を出されている野口悠紀雄さん、討論番組などでよく見かける津田大介さんなどもいらっしゃった。今回の記事では、この新たな技術の登場によって創造される未来とその技術を活かすためには自分たちには何が必要なのかについて学んだことと考えたことを記事にする。

ブロックチェーンによって生み出される未来(津田大介さんの講演より)

現在の私たちにとってなくてはならないインフラとなってしまったインターネットは2011年6月には国連がインターネットへの接続を基本的人権と定めるほどのものとなっている。多くの人はソーシャルメディアを利用していることからソーシャルメディアの影響も大きくなりっていることからgoogle,facebookというプラットフォーム企業がいかに力が大きいかということがわかる。その力は個人情報を支配してしまうほどの力になっている。これを変えるのが信頼のプロトコルであるブロックチェーンである。これによって中央的な管理がなく、信頼性のあるデータのやり取りが行われるようになる。これはみんなのためのインターネットという理想を具現化するものになるであろう。

この講演は非常にソーシャルメディアの影響力の強さを感じさせられた。私自身、あまり個人情報を意識せず情報を自らインターネット上に公開していることは多々ある。それはインターネット上では管理している相手が見えないため、情報を晒しているという意識がないからである。また、インターネットには国や政府といった特定の機関が管理しているという考えがない。しかし、実際には「google先生に聞いてみよう」などと便利すぎて皆が気づかないうちに特定の企業へ膨大な情報が集められて、大きな力が集中しつつある。ブロックチェーンという技術はこういった中央集権になることを回避する可能性を生み出すものであろう。そんなフワッとした感じはするが、実際信頼のプロトコルとはいうが具体的にはまだ見えないと感じた。しかし、ブロックチェーン技術を紹介している活気あるブースなどを見ると、皆が知恵を振り絞って案を出していることから、インターネットが「みんなのインターネット」になる日もそう遠くはないと考える。

 

「新規技術を活かすために何が必要なのか??」については次の記事に続く