ICOの評価方法

ICO研究室 ひらお研究員

日々大量のICO案件が紹介されていますが、良質のICO案件は一握りです。ここでは、良質のICOを見つけるためのステップを紹介したいと思います。

良質のICO案件を見つける2つのステップ
ステップ-1.評価サイトの評価を利用してスクリーニング
ステップ-2.自分自身の評価モデルで最終評価

ステップ-1.評価サイトの評価を利用してスクリーニング

下記のような評価サイトをみると、それぞれのサイトの視点でICO案件をランク付けしています。まずこれらのサイトの評価を基にスクリーニングをし、自分の時間を使って評価を行う価値のある案件を選定するとよいでしょう。但し、評価をする際に注意が必要ですので、「評価サイト使用上の注意」も合わせてご参照ください。

  • 評価サイト使用上の注意:

各サイトも、★の数や点数で、ICO案件を評価していますが、その★や点数の意味することを理解することが大切です。サイトによって評価の目的・視点が違うことから、評価項目の内容や、項目間の重みづけが異なっています。そのため、この評価点と評価方法について理解することで、どの評価サイトのどの部分の評価を参考にすべきかがわかるようになります。

http://gahag.net/img/201509/06s/gahag-0001893055-1.jpg

ステップ-2.自分自身の評価モデルで最終評価

上述したように、他者による評価は、論理性、網羅性、その他の問題から、そのままでは自分にとっての評価としては使えないことがほとんどです。したがって、他者の評価は、あくまでスクリーニングツールとして、また、自身の評価の参考として利用するに留め、最終的には、自身の評価モデルを構築する必要が出てきます。

自身の評価モデルを築いていくためには、まずはたたき台としての評価モデルを作り、そのモデルを用いて評価を行いながら、評価項目の内容や重みづけに調整を加えていきます。ICO評価のたたき台としては、下記の6つのポイントを最低限網羅したモデルを作成すると良いでしょう。

  • 事業に対する確認ポイント:

ポイント-1.ビジネスモデル

誰に、どのような価値を提供し、それが現状存在するものやサービスとどう違うのか、そして、それを実現するための仕組み(マーケティング、オペレーション、ファイナンスそれぞれの仕組み)に、説得力があるか。

ポイント-2.ビジネスプラン

市場開拓をどう進め、そのためのオペレーションの仕組みをどう発展させ、そのためにどのような人的、技術的、金銭的資産が、どのようなタイミングで、どれくらい、必要となってくるか、について説得力のある説明がされているか。また、事業場のリスクとその対応策について、十分な検討がされているか。

ポイント-3.チーム

能力、経験、当事業へのコミットメントは十分か。

  • ICOの確認ポイント:

ポイント-1.ICOスキーム

必要としている資金調達額と用途は、ビジネスプランに合致したものとなっているか。マネジメント、チーム、アドバイザーへの報酬は、妥当なレベルか。調達した資金は安全に、適切に管理される仕組み人なっているか。

ポイント-2.発行トークン

トークンの発行と管理について技術的な担保がされているか。トークンの権利・付与は、公正なものか、またその権利は担保されているか。

ポイント-3.ICO後の管理体制

マネジメント、チームが、プロジェクトを遂行する動機づけがされている仕組みになっているか。調達された資金が適切に使われる仕組みとなっているか。ICO前にマネジメントが約束していたことが、守られなかった場合の対応策は織り込まれているか。特にエスクローと、監査の仕組みが約束されているかは、重要な確認ポイントです。

上記6つのポイントでホワイトペーパーの内容を確認することで、最低限、質の悪いICOはスクリーニングできるかと思います。

各ポイントについて、どのような項目で評価すれば良いかについては、ICO研究室にお問合せいただいても結構ですが、まずは、ご自身でご尽力なさってみると興味深い発見があるかと思います。最後になりますが、それぞれ皆さま独自の視点と経験を持っていらっしゃいます。そういった独自のご視点を上手に活かすことで、他の人には作ることの出来ないモデルを構築することが出来ると思います。

 

以上